佛教大学様

採択教材

学生支援部学生支援課・課長 西村 拓生様
学生支援部学生支援課・課長補佐 髙橋 亮様

しっかりとした裏付けのある教材で、学生も納得

■ 私共の教材をご導入いただいたきっかけをお伺いできますか?

本学では一日体験型の入学前教育を毎年実施しています。入学前の3月に一度大学に集まってもらって、大学生活に関するレクチャーや先輩の話を聞いてもらうというものです。しかし、この一日体験はどちらかというと顔合わせのような意味合いが強く、大学の学びへの導入としては不十分だという声も上がっていました。そのような中でUNIIVASさんにこちらの教材をご紹介いただき、導入に至りました。
今年度は、教材の中の課題に事前に取り組んでもらい、それに関連したミニ講義を一日体験で行うといった形で2つの入学前教育をリンクさせ、相乗効果を生むことができました。

■ 教材をご覧になってよかったのはどんなところでしたか?

まず、『学びのハンドブック』では、大学での学びとはどういうものなのか、高校までとはどう違うのかが、とてもわかりやすくまとめられています。また、ただ読むだけではなく、新聞記事などを読んで自分でまとめて書くという作業が組み込まれているのもよかったです。高校での学習から大学での学びへスムーズに移行できるように、よく考えられた教材だなと思いました。『スポーツ知への招待』も、漫画と文章で構成されていて読みやすく、好評でした。学生は、学びは学び、スポーツはスポーツと分けて考えがちなのですが、その2つの関連性への理解を深めるのにぴったりの教材です。クラブの指導者が言うだけでなく、こういった教材できちんとした裏付けに基づいて説明されることで、学生もより理解しやすく、しっかりと納得できると思います。

クラブ指導者との連携が鍵

■ 学生さんの課題への取り組みの促進は、どのような方法でされましたか?

各クラブの指導者に、事前に教材のサンプルを見てもらったり、質問を受けたりしながら協力を仰ぎました。課題の提出が遅れそうな学生には、事務局と指導者の両方から電話やメール、対面で連絡を取りサポートしました。やはり運動部の学生に対しては、クラブの指導者を経由するのが一番動きがスムーズだと思います。

■ 指導者の方から、教材についてのご意見はありましたか?

全体的に好意的に受け止めていただいています。内容もよくできているし、分量もちょうどいいと。

■ 課題を提出いただいた後、その結果を踏まえてのフォローはどのようにされていますか?

そちらもやはりクラブの指導者を通して行っています。課題の中で、学生が自分の弱みや大学で頑張りたいことなどを書いてくれていますので、その文章を指導者に読んでもらい、「この学生は大丈夫そうだ」「この学生は少し不安だな」といったところを把握してもらっています。ただ、今はまだ授業にしっかり参加するよう励ます程度で、基本的には見守っている段階です。前期の試験もまだ終わっていないので、今後、試験の成績も合わせて見ながらサポートをしていきたいと思っています。

■ 学生のタイプや苦手分野を把握するために使うというのは、とても良い活用方法だと思います。事務局と指導者の両輪でのフォローも素晴らしいですね。では最後に、教材の改善点や、「もっとこうしてほしい」というところはありますか?

正直なところ、特にありません。内容もすばらしいですし、分量もちょうどいいです。分量については特に、多すぎると負担になりますが、少なすぎても積極的に取り組めないので、今の分量はいい塩梅だと思います。学内だけで無理にいろいろとやるよりも、このように外部の教材を使った方が質もいいですし、本当に助かっています。今後も利用したいと思います。ありがとうございました。

 

2022年08月01日
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